青春フォトストーリー
私のアルバムから<>
別冊モーターサイクリスト
1998年3月号に掲載された記事の転載です。

我が20代の車歴、3点
大阪市阿倍野区阪南町 斎藤廣見 (61歳)無職

 念願のヤマハYDII 250cc 1959年型を購入。
 昭和35('60)年。東宝オトキチクラブの人たちと。左端が24歳の私。大阪難波、東宝・南街会館前で。当時24歳の私は、東宝=映画会社の社員でした。看板には70㎜総天然色「ポギーとベス」前売り券発売中。料金表A席600円 B席500円 特別席800円などと読める。YDII(新車価格16万8,000円)は、ドリームCS72の下取り。


ライラックサンキュー AQ 125cc 1957年型。
 昭和33('58)年、22歳のときの給料2ヵ月分=2万6,000円で購入した中古のライラックサンキューAQ(新車価格13万円)。ウインカー、手作りのWシート、サブキャリアを装備。作業用ヘルメットをバイク用に改良し、ゴグルは旧日本軍の風防メガネ。自宅前で10月に撮影。当時の流行歌はフランク永井の「1万3,800円」。これは親子3人が、1ヵ月食える給料の額。AQは弟に譲渡



ライラックモペッドAS71 50cc 1960年型と長女。ライラックは倒産したが、生産再開の見通しありとのことで、スタイルが気に入ってこのモペッドを26歳のときに中古で購入(2万~3万円)。年末にランサーマークLS18を購入の予定だったが、販売店の奥本商会(大阪・浪速区)がパーツの補給に自信がないというのであきらめた。奥本商会は大きな店だったがその後つぶれた。なお、AS71の新車価格は5万9,500円だった

アベックツーリングで 冷やかされる
千葉県市原市有秋台西 永野正夫 (56歳)理容業


 昔、阪神急行でトラックの運転手をしていたころに東名高速道路はなく、箱根を越えて国道1号線を利用。月に10回ほどやった東京~大阪間では浜松の汐見坂が中間地点。よく利用していた食堂へ先日ツーリングで立ち寄ったら、店構えと客層は完全にかわっていました。写真は1960年型の陸王RT-Ⅱ 750cc で、会社から2kmほどしか離れていない安アパートへ帰る24歳の私。当時矢崎のタコグラフでトラックは運行を管理されていて、月に3回以上50km/hをオーバーすると減俸されたため、通称「赤玉トラック」と威勢のいい割には模範的な運転をしていました。蒲田(東京・大田区)にあった会社の車庫前で昭和40('65)年6月に撮影。RTⅡには4年間で2万kmくらい乗りましたが、パンクはしませんでしたが、エンジンのオイル漏れは当たり前でした。当時ノーヘルOKでしたが、このころから私はヘルメットをかぶるようになりました。CB、陸王(新車価格36万円)とも勤務先に近かった蒲田沢田通りの鈴木モータースで買っています。陸王はハーレーを買うときの下取りに出しました。
■日本自動車工業会の調べによると、陸王の自動2輪車の生産台数は、'59年の123台以降の記録はブランクになっている。'59年の350/750/1200ccモデルの内訳台数は不明。
(編集部・アルバム係)

バイク歴は16歳のベビーランナーから始まり、現在はH・Dヘリティジ、ロイヤルスター、 LS65などを楽しんでいます。写真は結婚1ヵ月後の昭和39('64)年11月に、ホンダドリームCB72(Ⅱ型) 250cc 1963年型で、初めてアベックツーリングに行ったときのものです。撮影場所は箱根・仙石原。23歳の私と女房です。私は当時長距離トラックの運転手で、よくアベックツーリングを冷やかしていましたから慣れていましたが、女房は冷やかされたのは初めてだったためにビックリ。でも、それが後々うれしかったようです。今でも当時のことを話すことがあります。CBはCL72の下取りに出しました。昨年、30年振りに女房と房総半島先端の白浜まで、地魚のうまい寿司を食わすところへタンデムで行きましたが、アベックツーリング復活の手応え十分でした

■ホンダ初の本格的250ccスポーツバイク、CB72(新車価格18万7,000円)が登場した'60年代前半はまだスポーツバイクが珍しく、ましてやそれにアベック(年頃の男女が一緒にいる姿)でのツーリングはひときわ目立ったので、羨望を込めて「いいぞーっ」などのかけ声とともに指笛などが投げかけられたのである。「アベック」もすでに死語になり、今日では交通量も多く、ライダー、あるいはドライバー間のコミュニケーションはほとんどない。
(編集部・アルバム係)

高校時代の私とエキスポ
新潟県長岡市川崎町 佐藤 茂 (44歳)豆腐店=吉田屋

 現在メグロS5、S7、S8、SG、DSK A25、 ABなどのレストアを楽しんでいますが、DSKのタンクマークがなく困っていた折り、'97年9月号、size51の「旧車の、タンクマークプレゼント」に応募し当選。喜んでいます。宇治市の佐々木正治様(マークの提供者)にもよろしくお伝えください。写真は、私が高校生のころに乗っていた1968年型ホンダドリームCB250EX(エキスポート)新車価格18万7,000円です。昭和45、6('70、71)年ころで、家の近くで写したものです。最近、双子の息子(18歳)が、福島県でエキスポートを見つけてきて、それを親子でレストアして楽しんでいます。

健在W1,12万4,000km
愛知県渥美郡田原町東山口 鈴木康裕 (54歳)会社員


 昭和42('67)年12月27日にW1の新車を購入し、佐渡島、隠岐への島巡りツーリングの帰路、東名高速上での私とW1。現在も元気よく走り、各地のイベントに出席しています。平成10年1月6日現在、30年経った私のW1は12万4,187kmを走行。ライダーともども、ますます元気です。