青春フォトストーリー
私のアルバムから<17-1>
別冊モーターサイクリスト
1999年1月号に掲載された記事の転載です。

シンタンとの思い出
大阪府吹田市五月が丘東 川上純史 (41歳)会社員

 福山カントリークラブでキャディのアルバイトをしながら、小型2輪→大型2輪免許を福山試験場で取り、8万円で買ったのが中古のスズキGT250(最高速は130km/h強出た) その後10年ほどバイクから離れていましたが、現在はバルカンVN1500を新車で買い、社内ツーリング(近畿コカ・コーラマン)で、ブィブィいわしとる。

 


'73年8月。広島県福山市鞆(とも)ノ浦へ日帰で行ったときの私とGT250(右)。左は親友のシンタンこと・諏沢伸一さんとCB350Export

本業を忘れそうです
神奈川県茅ヶ崎市東海岸北 和田英男 (50歳)理容師

 あこがれのCL72のマフラーを5,000円で買い、ベチャベチャ音を楽しんでいたころです。なんたって当時はYDS系とCL、CBの天下。'65年から'75年ころまでにモーターサイクリスト誌の売買欄で売ったり買ったりしたバイクは70台くらい。当時は山形まで、国鉄の貨物駅留めで250ccが1万円くらいでした。'60年代のモーターサイクリスト誌はかなり手元にあり、愛車エンマ帳にもYDS1で私が登場しています。現在はCB450、CL72、CB93、GT125、ベスパなどをもっていすが、CB450は7年前に粗大ゴミとして出ていたものを手に入れ、7~8台あるモンキーやゴリラのほとんどは、菓子折りかビールで手に入れたもので、私のバイク購入価格は30年前のままで、ときどき本業を忘れそうになり、バイクに夢中です。


'67年、1万5,000円で買ったCB72に、CL72のマフラーを付けてベチャベチャいわせていた当時、20歳。自宅店舗前駐車場で

昭和20年代の鮫洲試験場
東京都新宿区百人町 掛札國昭 (53歳)会社員

 知っているようで知らないことのひとつが、親のことだ。友人・豊田君のお父さんは、石原裕次郎の運転手をしていたが、その前は警視庁鮫洲運転免許試験場(東京都品川区)の試験官だった。航空写真は戦後間もない昭和28年の鮫州。免許を取りに来る人は1日に10人前後で財界人、政治家、芸能人などが多かったそうです。そんななかに石原裕次郎がいて、縁あって試験官から裕次郎の運転手になったそうです。すでに裕次郎さんが他界されて12年、豊田君の父君も平成7年2月に71歳で他界され、写真は遺品のアルバムから複写したものです。


昭和28年の鮫洲運転免許試験場全景。東京都の運転免許試験場は当時まだ、鮫洲だけだった。上側には潮風をたっぷりと含んだ、東京港が洋々としていた

「警視庁」と風切りに旧漢字で書き込まれた試験車と、豊田君のお父さん。当時は自動2輪(ソロ)と、側車付自動2輪免許は分かれていた
昭和20年代に受験にきた女優と、付き人(ネクタイ姿) そして運転免許試験官たち。戦後の日本はまだ貧しく、試験官たちの服装にもそれは現れている。
大好きな兄と4歳の私
愛知県名古屋市名東区牧の原 山下浩子 (37歳)主婦

昭和40年夏、20歳の兄と愛車。実家近くで。事故で前輪がダメになり、バイクは修理してから売ったそうです

 

昭和40年春、兄がカメラを買った記念に、当時4歳の私をシートに座らせて撮ったもの。実家の庭で

 

 この2葉の写真は4歳の私と、16歳違いの兄です。バイクとカメラが趣味の兄ですが、兄はこの5年後に事故を起こしてバイクを下り、このバイクが最初で最後のものです。現在は4輪に乗っていますが、バイク好きは依然かわりありません。私はバイクには乗りませんが、主人がホンダRC30と、ディグリーに乗っています。

父のBMW R51/2
神奈川県横浜市中区小港町 風間秀規 (37歳)印刷業

 戦後日本に初めて輸入されたボクサーツイン=BMW R51/2、2台の内の1台だそうで、横浜の中山モータース(今はなく、カワサキショップになってます)で買ったそうです。現在70歳になる父は当時、文房具店をやっていましたが、番頭さんの給料が1万2000円のときにこのBMWは、38万円したそうで、店にはいつも、バイクの見物人がいたそうです。父はカメラ好きで、撮影ツーリングによく出かけたそうです。

キャノンⅢ型を買ったので、中区日の出町の自宅=昭文堂文具店前で昭和26年に撮影したものだそうです。レンズはセレナー50/1.9、沈胴。父は当時22歳。私は生まれていませんでした
女性ライダー見物
京都市伏見区石田森東町 浅田嘉弘 (62歳)自営業

 昭和30年代、女性ライダーはまだ珍しかったが、週末になると、阪奈道路にヤマハのYD1に乗った女性が現れるというので見物に行ったものです。当時はTVが実況中継するというくらい、女性ライダーはまだ珍しかったのです。

 

昭和32、3年ころ、開通間もない阪奈道路上での私と'55年型キャブトンRTS600。後方はベンリイスーパースポーツCB95

 

「チョーダサイ」
山口県熊毛郡平生町小郡 礒辺雅義 (44歳)建設業
 当時はやっていたので、バックミラーの位置を高くしてカッコをつけ、喜び勇んで友人に見せに行き、かなりカッコを付けて撮った写真を17歳の娘に見せたら、「チョーダサイ」といわれてガックリ!
'71年に友人から8万円で買ったCB350エキスポート。1年ほど乗り、友人に売った。平生町東魚見の海岸でカッコをつける17歳の私