<モーターサイクリスト2008年1月号より>
[問]●ホンダアクセス:0120-663521:http://www.honda.co.jp/ACCESS/

パーツの取り付けは、築地の亀鶴商会にご協力いただいた。亀鶴商会は築地周辺で働くカブなどを数多く見てきた老舗。ちなみに工賃は3万5962円であった。

旅の相棒はカブだ!

カブとの出会いは、約15年前。そのとき生活していたベトナムだった。当時、ベトナムの水産加工場で商品開発をしていた私は、日常の足としてのバイクを探していた。まばらだったバイク屋に足を運べば、ベトナム戦争以前から使われていた中古の「スーパーカブ」が目に止まった。

当時のベトナムでは、カネを貯めて、ホンダ(カブの事を「ホンダ」と呼んでいた)を手にすることが人々の夢だった。誰もが明日を信じ、一途な瞳は輝いていた。

過去への線路を戻りたくはないが、苦しいときも、悲しいときも、喜びのときも、異国の地で、日本人としての誇りを呼び戻し、ちぎれそうな心を支えててくれた「スーパーカブ」。今回の旅の相棒も、迷うことなく「カブ」に決まった。日本のバイクの原点とも呼べるカブ。FIに進化してもその根底にあるものは、何も変わっていない。

全国巡りでは、寒い冬でも厳しい風雨のなかでも走ることなる。さすがに40歳手前にもなると、快適さと利便性を重視したい。「風防」「ハンドルカバー」といった装備を新調した。

また、積載量を確保すべくリヤの「マルチキャリヤ」や「フロントバスケット」を取り付けた。今回の旅では野宿もあり得る。これでキャンプ道具もどうにか飲み込んでくれた。

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